不眠症対策にタウリン

不眠症の解消手段として、アルコールや睡眠薬に頼ると後々非常に辛い思いをします。これは本人だけでなく家族にとっても同様です。

アルコールや睡眠薬の継続的過剰摂取による健康への影響、及びその依存性はあえてここで説明する必要はないでしょう。薬やお酒に頼るのは、もうやめた方が良いです。

サプリメントを飲む前に

不眠症予防のためのサプリメントは多く販売されており、これらは人体に比較的無害であるという点で、薬よりも優れています。しかし、薬事法によりサプリメントに配合される成分は制限されていますので、睡眠薬ほどの即効的効果はないでしょう。

もちろん健康増進が期待できないこともないですが、不眠症治療においてサプリの担う役割というのは、精神安定のためのプラセボ(偽薬効果)です。

不眠症治療には催眠誘導が用いられることがあります。眠るためのサプリメントも、ある種の自己暗示による睡眠効果を期待したものです。これらは薬物療法よりもずっと穏やかに、健康に害為すことなく症状の緩和を見込むことができるでしょう。

タウリン配合のサプリメント

不眠症対策のサプリメントには、主要成分にタウリンを摂り入れたものも多くあります。タウリンは脳内神経伝達物質の役割を担う栄養素であり、シナプス感のカルシウムイオン伝達やアセチルコリンの生成を補助する作用があります。

事実、躁うつ病や認知症患者はタウリン生成が不足しているという資料もあるため、厚生労働省はこれらの予防のためにタウリンを摂取することを奨励しています。

また、アセチルコリンは興奮伝達の調整をする脳内物質でありますので、アセチルコリンが適正レベルで存在すれば「興奮しすぎて眠れない」タイプの不眠症対策にはなるかと思います。

ゆえにアセチルコリンを増加させるタウリンをサプリメント等で摂取することは医学的に見てもある程度は有効でしょう。

サプリや薬よりも大切なこと

不眠症は外的環境からのストレスや精神状況に大きく影響を受けます。したがって、不眠症を根本的に治療しようと思うのであれば、心の不安感の源となる原因を取り除く必要があります。

もちろん、外部環境を変える、というのはなかなか簡単にできることではありませんが、薬やサプリはあくまでその場しのぎの対処療法であるということは覚えておいてください。

また、不眠症の方は「不眠症を治したい」という気持ちがとても強いですが、それがかえって「今日こそ眠らなきゃ」という強迫観念を呼び起こし、睡眠の妨げとなっている恐れがあります。

不眠症に限らず、強迫観念というのはあらゆる精神疾患を負のスパイラルに落とし込みますので、眠れないということをあまり気にしないことが大切です。また、ひとりで悩みを抱え込まず、家族やカウンセラーに相談することも大切です。

不眠症という症状自体が「本人の目的に必要であるゆえに」発症している可能性もあります。何のことか分からないかと思いますが、詳しくは『アドラー心理学』に関連する書籍をご覧になっていただければと思います。

このように、不眠症は睡眠薬やアルコールに頼る以外にもさまざまな治療アプローチの仕方があります。固定観念に縛られず、自身にとってベストな方法で解決することが不眠症治療においては最重要となるでしょう。

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