眼精疲労の回復に働くタウリン

あまり知られてはいませんが、タウリンには目の機能維持を高め、眼精疲労を回復する機能が備わっています。眼精疲労についての話に入る前に、タウリンには3つの疲労回復機能があることを紹介します。

興奮性伝達抑制機能

タウリンにはノルアドレナリンをはじめとする興奮性伝達物質の放出を抑える働きがあります。交感神経が優位にあるとき、ヒトはイライラやストレスを感じますが、副交感神経が優位にあるとリラックスできます。

タウリンの興奮抑制効果は不眠症躁鬱症状等の解消が期待されますが、同じく眼精疲労の回復にも役立つものと思われます。

松果体調整機能

体内時計を司る脳の部位に松果体と呼ばれる組織があります。この松果体のおかげでヒトは生活リズムを崩すことなく生活することができています。ところが近年では夜中であってもパソコンやテレビ等の強い光を見る機会が増え、松果体から分泌されるホルモンバランスが乱れてしまうことが往々にしてあります。

松果体がうまく機能しないと、夜になっても眠れなかったり疲れが取れなかったりといった症状が現れます。タウリンは松果体から分泌されるメラトニンを調節する機能がありますので、タウリンが正常に存在することで体内時計のリズムを守ることができるのです。これも間接的にではありますが、眼精疲労に効果的な機能です。

肝機能補助機能

タウリンには肝臓の働きを助ける作用があります。糖尿病で肝臓を悪くしてしまい失明する事例が多いように、肝臓と眼というのは実は密接な関係によって結ばれています。健全な肝機能の維持が視力維持に繋がることを考えれば、タウリンが肝臓に対して働く機能性は目にとっても重要であると思われます。

上記の3つの疲労回復機能に加えて、タウリンには眼に直接的に働きかける機能も有しています。

角膜修復機能

角膜は眼球の表面を覆うことで、ゴミや紫外線から目を守ってくれています。しかしコンタクトレンズの誤った着用等で角膜が傷ついてしまうと、角膜炎へと至り視力障碍を引き起こす可能性があります。

タウリンはこの傷ついた角膜を修復する材料として使われるのです。

網膜維持機能

タウリンは網膜の機能を維持する働きもあります。実際に網膜中のタウリン量は血液中の量と比べて500倍にも及ぶと言われますから、網膜にとってタウリンは極めて重要な成分であるといえます。タウリンを体内合成できないネコでは、タウリン欠乏によって失明に至ることもあるほどです。

このように、タウリンは眼精疲労を有効に解消する働きを持ち、また目の機能維持にとっては必要不可欠な成分であるのです。

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