酸化したDHA・EPAを摂るのは危険!フリーラジカル病とは

DHA,EPAは摂りすぎても副作用がない?

DHAサプリメントは副作用がないと宣伝されることも多いですが、どのような健康成分であっても過剰摂取により副作用が生じないことなどあり得ません。

ここではDHAの過剰投与により考えられる副作用であるフリーラジカル病についてご紹介します。

フリーラジカル病とは?

これは特定の病気を指す名前ではありません。フリーラジカル病とは、フリーラジカルの発生により生ずる癌や糖尿病動脈硬化、老化などの様々な疾病の総称です。

フリーラジカルは遊離活性基を持つ化学物質であり、不対電子を持っているのが特徴です。不対電子とは、原子に存在する陽電子と電子の組が一致していない状態を指します。それが電子を余分に持っている場合であれば、その物質は他の物質に電子を受け渡しそうとしますから、フリーラジカルは極めて不安定な状態の物質であると云うことができます。

例えば体内の殺菌では活性酸素と呼ばれるものが働きますが、その度合が強すぎて細胞までをも壊してしまうのがフリーラジカル病の根本的な原因だと考えてくださって差支えないと思います。

いずれにせよ、フリーラジカルは生体膜や核酸、蛋白など、細胞に様々な障害を与える活性因子として知られています。これらは一般に「酸化ストレス」と呼ばれ、老化の原因ともなり得るものです。

DHA,EPAとフリーラジカルとの関係性は?

DHA,EPAといった高度不飽和脂肪酸の性質として、「非常に酸化しやすい」ことが挙げられます。酸化したDHAやEPAは体内で脂質過酸化反応を起こし、フリーラジカルを生成してしまいます。

本来、不飽和脂肪酸(DHA,EPA)は動脈硬化予防や癌予防、抗アレルギー効果を持つ健康成分として知られます。しかし、酸化した不飽和脂肪酸はこれと全く逆の作用を引き起こしますので、注意が必要です。健康維持のためにDHA,EPAを多く摂取しようとして、かえって健康を害してしまっては元も子もありません。

DHA,EPA摂取によるフリーラジカル副作用を避けるには?

まず、ひとつだけ強調しておきたいことがあります。それは「ふつうに魚介類やDHAサプリメントを摂取する限りにおいては、フリーラジカル副作用の心配はない」ということです。

具体的にどのようなことに気を付ければ良いのか、以下にポイントを挙げてみました。

魚介類からDHA,EPAを摂取するときの注意事項

・クジラやクロマグロなどの一部の魚介類については、不飽和脂肪酸量が多いので食べ過ぎに注意!(ここでいう食べ過ぎとは、毎日食べるくらいのレベル。週に1回程度では何ら問題がない)
・イワシやサンマ、サバなどの一般的な魚介類に関しては、食べ過ぎを心配する必要性は無い。
・特に刺身などを長時間空気に晒しておかない。(DHA,EPAが酸化してしまうため)空気に長時間触れた傷んだ刺身は食べないこと。消費期限の過ぎた魚介類についても同様。

魚についての注意点は以上です。ふつうに食べる限りにおいてはまず心配いらないと思います。

サプリメントからDHA,EPAを摂取するときの注意事項

・摂取目安量よりも多くのサプリメントを取らない。1日に4g以上のDHA,EPAを摂取するのは危険。(DHA,EPA含有量の多いサプリメントであっても1日摂取量が500mg程度なので、ふつうに飲む分において4gの危険域を超えることは通常あり得ない)
・消費期限が切れたサプリメントは絶対に飲まないこと。(むしろ逆効果になる)
・容器タイプのものは、容器をきちんと閉めて保管すること。
DHA,EPAサプリメントは抗酸化成分(ビタミンEなど)を配合したものを選ぶこと。

サプリメントについての注意点は以上です。国内のほとんどのサプリメントには抗酸化成分が配合されてますし、1日目安量を無視して大量に飲む人もいないと思いますので、通常は心配する必要はありません。

まとめ

DHAやEPAは健康に良い成分ですが、長時間経過して酸化するとかえって害になります。期限切れのサプリメントには注意してください。

また、1日の摂取目安量よりも多く飲むことは控えてください。繰り返しますが、ふつうに飲む分にはフリーラジカル副作用の心配はありませんので、そこは誤解なきようお願いいたします。

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